「自分が気になってるハウスメーカーは近々値上げするのかな?」
今回は、ハウスメーカーを検討中の人に向けて、2022年11月期の各社の坪単価値上げ情報をお伝えします。
22年頭、ウッドショックからしばらく経ち、坪単価の上昇も落ち着くかに見えた矢先、
ウクライナロシア情勢により更に注文住宅を建てたい人にとっての状況が悪化しています。
21年10月頃には値上げの話も聞かなくなりましたが、22年4月に入り再値上げの話がチラホラ。
坪単価は、一般には公開されない情報なので、情報を集めるには、
同時期に同じハウスメーカーを検討する人から情報を入手するしかありません。
ここではこのページを見ると最新の情報がわかるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2022年11月、直近で値上げをしたハウスメーカー


住友不動産(9月)
アイ工務店(?月)
なお、調査した会社は下記のとおりです。
情報が洩れている可能性もあるので、
もし「このハウスメーカー値上がりするって聞いたよ!」
という情報があれば、お問い合わせからお知らせ頂けると嬉しいです。
坪単価値上げ価格一覧(11/12更新)
会社 | 値上げ価格 | 備考 |
---|---|---|
住友不動産 | 1万 | 21年4月にも値上げ済み |
アイ工務店 | – | 22年7月にも値上げ済み |
住友不動産
9月契約分から、坪単価1万円の値上げ
アイ工務店
坪単価?万円の値上げ
22年7月にも10万の値上げを実施済み
2022年11月の坪単価値上げの理由は?


今までの値上げの起因は、ウッドショックによるものの可能性が高いです。
ウッドショックは、
・新型コロナの世界的感染爆発によるステイホームの増加、それに伴う建築需要の増加による木材不足
・日本の建築木材の8割は海外からの輸入に頼っており、海外からの仕入れが難しい
・日本の木材供給量は少なく、木材加工会社や卸業者が需要増加に対応できない
・新型コロナによる輸送業務が滞り、コンテナ不足による運賃の値上げが発生
しかし今では、ウッドショックは収まり、1年ぶりの安値をつけています。
現状の値上げの要因は、ウクライナロシア情勢+コロナでのロックダウンによる原材料高騰の影響が大きいようです。


22年10月からはそれに加えて、長期優良住宅の省エネ基準がZEH基準に変わる為に、標準設備の仕様をグレードアップさせるための値上げも起きた動きもあります。
2022年12月の値上げ予想
現在、ウッドショック以外にも発生している建築関連の問題があります。
海外から輸入しているものはすべからく、コロナの影響を受けて製造が縮小し、納期に遅れが出ています。
もう全部、全部です。
海外食洗機などの「Miele」なども少しずつ日本に入ってきているようですが、完全復活には程遠いです。
またウクライナロシア情勢の悪化により、原材料の入手はもとより、エネルギーの流通も制限され、モノづくりに欠かせない光熱費すらも高騰しているという現状です。
国内製造のモノですら、原材料・光熱費が上がっているので、製品の価格を値上げせざるを得ない状況が続いています。
このような素材・エネルギー費の高騰や、あらゆる部品の遅延・不足に伴う煽りを受けて、
竣工の遅れや、更なる坪単価の上昇が今後も続く可能性があります。
更に、SDGs関連でもハウスメーカー関連の動きが。
太陽光が各ハウスメーカーの標準設備になれば、更に坪単価は上がることが目に見えています。
お金の支払いに不安がある人がするべきこと
値上げ話を聞いて不安がぬぐえないのは、この世情では当然のこと。
事前にFPに相談することで今後の収支を明確にできていれば、
ハウスメーカー検討中の人や予算オーバー中の人も、
値上げ話がきても、精神的な負担は減るかもしれません。
ハウスメーカーのFPはハウスメーカーの都合がいいように結果を出す、なんて言われています。
第三者の意見が欲しい人、まだ相談したことがなく住宅ローン額について
不安がある人は
外部のFPに相談する事をおススメします。
下記記事で紹介しているマネードクターでは、最短翌日の相談も可能です。


2023年の家づくり、損しないための5つのこと


次の記事では、注文住宅を検討している方に向けて、
物価高が止まらない今、損しないために行いたい5つのことを詳しく解説しています。
- 23年の家づくりに関わるスケジュール
- 使える補助金
- 22年の流れとコストを抑える対策





家づくりにかける時間もお金も、大事に使いたいね