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ななみん
オーナーのななみんです。
千葉県で注文住宅を建てました。
土地探しに2年、ハウスメーカー探しに1年。一条、ポラス、アキュラなどのミドルコスト中心に検討。
Yホームズと着工直前まで行くも契約解除し、再びハウスメーカー探しを行い、ウィザースホームと建築。
21年7月着工、22年1月に引き渡し!
家づくりに関する記事や、ウィザースホーム関連の記事、新築で買い替えたい家具家電・人気のインテリアなどの記事を執筆しています。

ウィザースホームの家は寒くない!エピソードNEOの室温変化、結露など断熱性能を検証

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冬場に、注文住宅を検討していると気になるのが「断熱性能」

近年、断熱性能の需要が高まり、ウィザースホームでも断熱性能の向上に力を入れています。

ウィザースホームでは充填式の断熱材や、アルコンガス入りペアガラスなどを採用しています。

わたしたちは、21年2月にウィザースホームと契約し、22年1月に引き渡された家に住んでいます。

ウィザースホームを検討中の方に向けて、ウィザースホームの家の断熱性能についてお話していきたいと思います。

記事の執筆者

ななみん

妊娠をきっかけに首都圏で一戸建てがほしいと思い、土地探しを開始🔍

2年かけてハウスメーカー探しの末ヤマダホームズ契約するも、思うように事が進まず契約解除

再度家探しを実施し、出会って1か月未満でウィザースホームに決定🏠

引き渡されて1年経った今も、デザイン性の高さ、住み心地の良さ、コスパ、高性能住宅に家族で満足!

ウィザースホームの記事

トピック

ウィザースホームの断熱性能

2×6(ツーバイシックス)工法吹付断熱による高気密高断熱仕様

ウィザースホームの断熱に関わる標準仕様は、以下のようになっています。

場所ウィザースホームの標準仕様

アルミ樹脂複合ペアガラス(アルコンガス入り)

ウレタンフォーム(厚みは構造の厚さに依存)
屋根
ブローイング・グラスウール(300mm)

ネオマフォーム(最高性能の断熱材)
公表しているUA値
(断熱性)※平均実測値

0.39w/㎡k
公表しているQ値
(気密性)※平均実測値

0.7c㎡/㎡

ミドルコストながら、高断熱を実現する仕様になっています。

また、ウィザースホームの住宅外壁構造はこのようになっています。

ウィザースホームの特徴、2×6(ツーバイシックス)工法・吹付断熱による高気密高断熱仕様
  • 石膏ボード
  • 吹付断熱
    (ツーバイシックスの場合、厚み130mm)
  • パーティクルボード
  • 透湿防水シート
  • 胴縁
  • タイル下地
  • タイル

吹付断熱というと、施工品質のバラツキが出づらく、経年による劣化なども起きにくい断熱材です。

ウィザースホームでは2×6材を使うことにより、壁に130㎜も充填することで、超高断熱を実現しています。

一般的に吹付断熱というと、「アクアフォーム」が有名でしょうか。

ウィザースホームでは、「フォームライトSL(エアロフォーム)」という断熱材を使っていて、
他の吹付断熱とは一線を画す性能を持っています。

・アクアフォーム
弾力性がないため、地震など外からの力が加わることにより破損・劣化する
・フォームライトSL
弾力性があり、地震による破損・劣化を防ぐ
湿気を通さないので、構造躯体が腐りにくい

湿気(水)を吸うかの実験については君津にある「住宅館LABO」で確認できますので、
ぜひ直接確認して、その性能に納得してみてください。

断熱材の会社の人は、自分のところの断熱材の良さをわかってるから、みんなウィザースで建てるらしいよ!

床の下の断熱

また、床下にはヘーベルハウスでも使用されている
旭化成製の「ネオマフォーム」という断熱材が使われています。

ネオマフォームはトップクラスの断熱材です。
これを床下に使用することで底冷えを防ぎます。

「家全体が魔法瓶」という営業担当のことばの通り、
四方八方断熱に力を入れているのがよくわかる作りになっています。

断熱性能を追求する現れ

ウィザースホームでは、21年4月から外皮計算(UA値測定)を標準とし、
22年1月からは気密測定も全棟実施するようになりました。

UA値の計測や、気密測定(しかも工事中と完成時の2回実施)をしているハウスメーカーは、まだまだ多くありません。

また、オプションとして「W断熱の家」を建てられるようになり、そのUA値はなんと「0.28㎡/k」の性能だそうです。

ウィザースホームが施工地域とする南関東は、「6地域」のはずです。

6地域では「0.87」で断熱等級4が取れる所を、「1地域(北海道)」基準を超すUA値になるよう設計しています。

21年2月に契約した我が家のUA値は0.65w/㎡k(それでも長期優良住宅基準で、当時の断熱最高等級…)なので、うらやましい。

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わが家の季節ごとの室温変化

まず、前提として我が家はリビングのエアコン1台で通年35坪の家を賄えます。

それでは断熱性の実験としてわかりにくいので、今回はエアコンをつけたり消したりして検証した結果をまとめました。

我が家はスイッチボットというシステムで、各部屋の室温と湿度を計測しています。

いわゆるスマートホーム機器ですね。

冬(1月)、春(3月)、夏(8月)においての、LDKの室温変化をまとめました。

なお、我が家の仕様は以下の通りです。

  • 構造→2×6工法(吹付断熱130mm)
  • 窓→アルミ樹脂複合・ガス入りペアガラス
  • UA値→0.65w/㎡k
  • LDK→22.5帖・2.6m天井・床暖無し

冬・外気温0℃の日の室温変化

1月、寒い日の我が家。

外のポストには氷がうっすら張り、公園には霜が降りるような寒さです。

そして、家の中ですが、暖かい。

計測日の前提条件

計測日外気温最低0℃・最高8℃
エアコン→6時半~9時、16時~19時で23℃稼働

前日の夜も19時でエアコンは稼働停止、翌朝の6時頃、室温は18℃強でした。

エアコンにより22℃まで一気に温度が上昇(ハイパワーモード)。

十分温まったのでエアコンを停止し、今度はカーテンを開けて日射取得を開始します。

この日はまぁ寒くて日光もそこそこ、それでも太陽の力で無暖房でも室温が下がるどころか上昇。

部屋の中が暑くなって、カーテンを閉めたり開けたりしてました。

日射は15時半あたりで入らなくなり、室温もちょっとずつ下降するので、エアコン稼働。

なお、2階南側の部屋は屋根裏の熱+窓からの日射取得があるのか、
この日でもエアコンなしで夜18℃くらい室温がありました。

毛布一枚で十分暖かいので、主寝室はエアコンなし、子供部屋だけ19℃で稼働させています。

ちなみに、使っていない北側の部屋で今まで見た中での最低気温は、13℃。

さすがにこっちは寒いなという感じでした。

1月の室温変化のまとめ

  • 夜19時にエアコンを消すと、朝は大体16℃~19℃
  • 相当寒い日でない限り、家の中では長袖一枚で一日中過ごせる
  • 二階・南側の部屋は屋根裏の熱により冬でもエアコンいらず
  • エアコン代は1日100円しないくらい

春・外気温12℃の日の室温変化

3月に入りちょっと暖かくなってきた日。

「外気温最高12℃」の日の室温変化です。

計測日の前提条件

計測日外気温最低4℃・最高12℃
エアコン→6時半~9時、16時半~19時で22.5℃稼働

全快計測時と同様、前日の夜も19時でエアコンは稼働停止しています。

翌朝の6時頃、室温は20℃弱。

今回も、エアコンを9時に消してカーテンばーんとフルオープン。

一時的に温度が下がっているのは、外皮(窓や外壁)が温まっていないことによる熱損失です。

1月より9時~12時にかけてのUがきつくみえるのは図のせいで、実際は両方とも1℃ほど熱損失しています。

ちなみに、カーテンをあけないとどうなるのか?

外気温12℃の日のエアコン7時~10時稼働でカーテンオープンなしがこちらです。

こちらもエアコンを消した10時あたり、一時的に室温が下がっています。

同様に外皮が温まってないため、室温も若干低下しています。

カーテンを開けていない事で、窓からの熱損失は少なくすんでいます。

その一方、日が差しはじめる頃になっても、日射による温度上昇はほとんどないような結果に。

先ほどのカーテンフルオープンの室温変化と比べてみるとよくわかるのではないでしょうか。

南側の窓1か所開けるだけでこうなるので、家じゅうを暖めたいときは2か所開けたりするなどしています。

日射取得の威力、すごいですよねぇ!

というわけで、カーテンをあけて日射取得すると、1週間でこんな感じの曲線になります。

朝のエアコンの山、日射取得の山、夜のエアコンの山と、
日射取得がエアコン並みの暖かさを生み出しているのがわかります。

そして、家の保温性もすごい。

夜19時にエアコンが消えて、12時間後の朝までに4℃ほど下落という感じ。

湿度はというと、加湿器を1台フル稼働でこのようなかんじ。

加湿器に水を入れ忘れる事も多いんですが、それでも40%を切ることはほぼないです。

入浴後のドア開けっ放しや加湿器で50%前後を上手い事ウロウロさせてます。

調湿のコツを掴めば快適!

前まで住んでいたアパートはエアコンをつけていない北側の部屋=外気温と一緒で、
南側LDKでもエアコンをつけてない日がほぼなく、年中フル稼働でした。

最近の家ってすごいな、という感想に尽きます。

3月の室温変化のまとめ

  • 外気温が10℃超えると、朝に暖房を少しつけたら日中はずっと暖かさキープ。
  • 南側・北側ともに常に18℃以上。
  • 3月、家の中は半そで一枚で過ごせる。
  • 2階・南側の部屋はエアコンなしで春の陽気。
  • エアコン代は1日30円~70円

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夏・外気温35℃前後の日の室温変化

お次は、猛暑の夏(8月)。

計測日の前提条件

計測日外気温最高34℃
エアコン→7時半~20時半、エアコン24℃稼働

7時半ごろにエアコンが稼働、24℃設定でグングン下がっていきます。

計測器の設置位置が悪いかなーと思うのですが、8時前には体感めちゃめちゃ涼しくなってます。

そして20時半にエアコンが切れて、毎日28℃くらいで朝を迎えるイメージ。

夜25℃の時点から、12時間弱放置しても3℃しかあがらないのはさすがの断熱性能です。

前の家はエアコン切ったら速攻で外気温になっていたので、断熱サマサマでございます。

8月の室温変化のまとめ

  • 南側は夜間エアコンなしで28℃まで上昇
  • 北側はエアコンなしで26℃~29℃
  • 2階・南側の部屋はエアコンなしで夜30℃、さすがに暑い
  • エアコン代は200円前後

秋など外気温が適温の日の室温変化

秋は、エアコンなしで暑ければ窓を開け、寒ければカーテンを開けるだけという調整の仕方でした。

10月・11月は外は涼しくても家の中は人間の熱で暑くなるので、窓を開ける事も多かったです。

以下、室温変化のまとめです。

結論、魔法瓶とまではいかないけど、寒い日でも暑い日でも超快適に暮らせる!
外気温10℃超えてしまえば、朝夜のみエアコンで、あとは日中の日射熱で快適。
外気温35℃前後の日でも、エアコンなしで家の中は30℃までしか上がらない。

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寒い日に結露はするのか問題

次に、寒い日にきになる結論の問題です。

結露が発生するメカニズム

室内の暖かい空気が、冷たい窓枠などに冷やされることによって、室内の水蒸気が水滴化=結露する

つまり、結露をさせないためには

室内を窓と近い温度にする湿度を上げ過ぎないことがキーとなります。

家の構造としては、窓の断熱性をあげることにより、窓を冷えない素材に変えることなどができますね。

我が家の窓は、YKKAPのエピソードNEO(アルミ樹脂複合のアルコンガス入りペアガラス窓)。

ウィザースホームでは標準的に採用されている窓です。

では、この窓は結露するのか?

結論からいうと、結露します

夜、エアコン&加湿器をガンガンにかけている部屋は、外気温が0℃近いと結露しています。

これに関しては結露する条件をこちらから揃えに行ってるので、仕方ないところではあります。

そして、エアコンを消しているLDK(湿度40%程度)などの部屋は、ほぼ結露していません。

ある日のLDKの窓・その他東と北の窓・加湿されている寝室で写真検証してみましょう。

外気温2℃で結露があるか検証

LDK南側のFIX窓

室温19℃、湿度40%

むかって、右側の窓がFIX窓です。左が掃き出し窓。

この右側の窓は、朝このようになっています。

夜間、ハニカムシェードをおろしている状態。

朝、室温は19℃、床はひんやりとしています。

そしてハニカムを開けると、FIX窓がお目見えします。

でん!

結露、してませんね。

加湿が弱くて室温も低いので、結露されづらい環境になっているようです。

端っこも真ん中も結露なしです。

ちなみに、このFIX窓の枠板に観葉植物を置き忘れてハニカムを閉めたところ、結露しまくったことがあります。

とても寒い日だったのと、観葉植物の土から出る水蒸気がハニカムシェードによって
区切られた狭い空間で加湿の役割を果たし、こうなったようです。

この件以外でここが結露したのは、今までで2回ほどですね。

それもここまで結露はせず、窓枠から2㎝くらいが結露していました。

その際は、50%ほどに部屋が加湿されていたので、それが原因なのでは?と思います。

LDK南側の掃き出し窓

室温19℃、湿度40%

次は、先ほどの写真であった左側の、2.4×2.2m巨大掃き出し窓を見ます。

夜間はシャッターを閉めており、外気温の影響は先程のFIX窓と比べあまり受けにくくなっています。

下の写真が隅っこ。

こちらも結露はなしですね。

一回も結露しているのを見たことがありません。

シャッターの断熱性は意外に高いのかも?

とある人によると、「ペアガラス+シャッター」は「トリプルサッシ」より結露がでないとの話がありました。

東側玄関の窓

室温16℃、湿度40%

こちらも窓の近くに鎮座するのは観葉植物。

さて、後ろの窓はどうなってるのかというと、

結露なし!(モヤっとしているのはくもりガラスだからです)

玄関はLDKと比べて室温も低いので、私が知る限りで結露していたことはないです。

北側脱衣所の窓

室温16℃、湿度40%

こちらも玄関同様結露なし。

室温・湿度が低ければ、ほぼ結露は発生しないという結論に至りました。

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さて、ここからみなさんお待ちかね(?)結露編です。

寝室南側の窓

室温20.5℃、湿度60%

いままでの検証箇所と比較して、室温が高く湿度もかなり高い部屋、寝室です。

寝室は極限まで暗くしたい為、レースカーテン・厚手のカーテンに加えて、更に遮光カーテンを設置しています。

これが遮光カーテン

暖かい室温に加湿器、厳重に窓際の空気を滞留させている状態、結露しやすい環境の出来上がりです。

絶好の結露場ですね!

ということでこの遮光カーテンをめくってみると、

こんにちは結露~~!!

おはよう結露かな?

だいたい高さ3cmほどでしょうか。

しっかり結露しているので周辺の家の自動モザイク効果まで。

ちなみに、同じ部屋の西側の窓(レースカーテン+遮光カーテン)も結露していました。

外気温-1℃で結露があるか検証

今度は、外気温-1℃の日に検証をします。

外気温2℃で結露した寝室の部屋を除き、結露しなかった箇所をみていった所、1か所のみ結露していました。

LDK南側のFIX窓

室温20℃、湿度40%

この手前右の窓です。

この窓が、少し結露していました。

さすがに外気温がマイナスになると結露するのは仕方ないかなぁ‥‥

湿度はかなり低い状態でしたが、ここに限り結露しているという結果になりました。

結露しなかったときの外気温と室温の差は17度、今回は21度で湿度はどちらも40%。

ということで、気温差によるものと思われます。

まとめ・結露させないためには

ペアガラスでも、室温や加湿のコントロールで結露させないようにすることはある程度可能でした。

また、ペアガラスではなく、更に高機能の窓となる「樹脂窓」と呼ばれる窓や、
「トリプルサッシ」と呼ばれる3枚のガラス窓だったら、更に結露は防げる可能性が高いと思います。

結露の発生は、その窓の環境がどうなってるかが重要です。

結露をなくすためには、この気温差をなくすか、窓を思い切ってグレードアップするか、内窓をつけるなどの対策が考えられます。

空気を循環させる・室温を高くし過ぎない・加湿しすぎない事で、結露をなくしたいですね。

ウィザースホームの家の断熱性能まとめ

1年住んでみた感じとしては、ウィザースホームの家の断熱性能は良い方だと感じました。

ただ、正直一条工務店などには劣ると思います。

とはいえ、エアコン1台でも家を暖めようと思えばできる実力もあります。

昨年の冬は、リビングの24帖用エアコン1台で、家じゅうを暖めていました。

今は日射取得のコツをつかみ、うまい事家の中を暖められるので、やっていませんが…!

また、我が家は他の戸建てと比べても電気代も安いと実感しています。

周りで電気料金を聞いてみると、値上げで悲鳴を上げている家庭が多く電気代が3万~が多い中、2万弱と安価な方でした。

我が家はオール電化・育休中でずっと在宅・節電意識なし・子供のために空調は完備という家。

この世帯の状況で2万を下回る電気代は、断熱性能が高いからこそ為せる業だと思います。

我が家最高ぅ!

以上!ウィザースホームの家の断熱性能の我が家レビューでした。

下記では、一条工務店を検討してやめた理由を記事にしています。

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