注文住宅を建てる際には、コンセントの位置や数を適切に決めることが大切です。
注文住宅のコンセントでありがちな後悔ポイントとして、
「使いたい場所にコンセントがない」「コンセントの数が足りない」「目立つ」「増設できない」
というものが挙げられています。
以下では、自身の後悔から得られた経験や、既に注文住宅を建てた人の後悔を元に、
注文住宅のコンセントを失敗しないために考慮すべきポイントをまとめます。
コンセント関連で後悔していない人などいない気がする!!
コンセントの失敗あるある
インスタなどのSNSで無限に見かける、コンセントの失敗あるある。
大体、この6つに集約されます。
コンセントの口数
コンセントの高さ
コンセントの形状
コンセントの配置場所
コンセントの色
コンセントの商品/メーカー
どれだけ考えても、後悔はなくならないの。
とはいえ、後悔をできるだけ少なくしたいあなた。
コンセントは、実際の生活をイメージして口数や高さ、場所、形状などを考えることが重要です。
注文住宅は自分好みにできるがゆえに、自分の生活スタイルや好みに合わせてコンセントの詳細を決める必要があります。
ここからは、上記の失敗あるあるを防ぐために、実際の失敗例と改善策をまとめていきます。
コンセントの口数
よくある「コンセントの口数が足りない!」が起こる箇所は、
キッチンバックボード
洗面所・脱衣所
ソファそば
などです。
コンセントの口数を後悔しないためには、まずそこで使用する家電製品を決めることが重要です。
キッチンバックボードには、置く予定の家電の裏にそれぞれコンセントに加え、もう1か所追加しておくと安心。
なお、我が家で今足りないと思っているのは、キッチンバックボード。
使う家電(レンジ・トースター・コーヒーメーカー・アレクサ)に合わせて2口×2か所設置したものの、
ブレンダーなど臨時で使うキッチン家電をさす場所がなく、タコ足にしないと使えない状況です。
また、ノンフライヤーやホットクックなどの便利なキッチン家電が置きたくても、コンセントが足りない。。
こんな事態を防ぐために、特に使う家電が多いキッチン回りは+αでつけておくことをお勧めします。
コンセントの高さ
よくある「コンセントの高さを間違えた!」が起こる場所は、
テレビ配線コンセント
洗濯機コンセント
ベッドそばコンセント
エアコンコンセント
冷蔵庫コンセント
テレビ配線は、壁掛けor置き型にするのかによって、高さがかなり変わってきます。
コンセントの高さを失敗しないためには、そのコンセントでどんな家電の使い方をするのかをイメージすることが大事です。
また、テレビの高さはメインで見る場所によって最適な高さが異なります。
ダイニングに座った時の高さに合わせるのか、ソファなのか、床に座った状態なのか
よく考えてからコンセントの位置も決める方が良いです。
洗濯機・エアコン・冷蔵庫のコンセントに関しては、
この3つは頻繁に抜き差しするものでもないので、隠せるなら隠したいところですが
火災予防のためホコリが被っても掃除しやすい高さ&目立たないギリギリの高さの位置がお勧め。
コンセントの形状
よくある「コンセントの形状を間違えた!」が起こる場所は、
玄関コンセント
洗面所コンセント
キッチンバックボードコンセント
机用コンセント
コンセント自体が目に付く場所、コンセント周りに物を何かと置く場所など、
コンセント周りを視覚的・物理的にすっきりしたかった!という場所でのミスが多いです。
通常タイプとの差額もあまりないので、スッキリさせたい箇所は上記の写真のようなコンセントを使うと◎
我が家では洗面台の横(ヘアアイロンや充電類用)、書斎の机上に設置しています。
見た目がスッキリするからもっと採用すればよかったーー。
コンセントの配置場所
よくある「コンセントがここにほしかった!配置場所を間違えた!」が起こる場所は、
ブレンダーなどの臨時で使うキッチン家電
脱衣所のサーキュレーター
ロボット掃除機の基地
加湿器・除湿器・扇風機・空気清浄機
パントリーの中(冷凍庫・ロボット掃除機・掃除機など)
収納の中(プリンター・ルーター・工具・掃除用具など)
シュークロの中(電動自転車バッテリーなど)
外壁(高圧洗浄機・EV車・イルミネーションなど)
トイレのコンセント隠し
洗濯機のコンセント隠し
エアコンのコンセント隠し
などです。
コンセントの配置場所で失敗しないためには、家具家電を配置する場所を決めることが重要です。
ロボット掃除機用や収納の中にコンセントを設けるのは、注文住宅ではわりと定番になりつつある箇所。
表に出したくない掃除家電や、表に出しておく必要がない家電は、収納の中にコンセントを作ってしまえば見た目がスッキリ。
コンセント設置個所のなかでも、設置したことによる快適度が高いと思います。
コンセントの色
アクセントクロスの色に対して、コンセントの色を標準の白のままにしていた。
なんて失敗が結構あります。
グレー系のクロスに対して黒にするなど、色味を調整しつつ、
電気配線系の図面の確認では、しっかり打ち合わせ通りの設計になっているかどうかも確認してみてください。
コンセントの商品/メーカー
コンセントの商品って、いろんなメーカーからでているのはご存じですか?
提案されたものをそのまま採用するのもいいですが、より気に入ったデザインを採用したいなら、探すのも◎
インスタなどでよくみるメーカーは、
パナソニック・アドバンスシリーズ
パナソニック・ソースタイル
JIMBO・NKシリーズ
どれもスッキリとした見た目で、スマートな印象のスイッチ・コンセントです。
また、要所要所で全く異なったコンセントを設置している家なども見かけます。
FUTAGAMIの真鍮カバー
施主支給できなくても、コンセントやスイッチカバーは自分でDIYして変更することも簡単にできます。
作りたいお家の雰囲気に合わせて、コンセントのメーカーや商品も考えてみると、楽しいですね。
標準は上記の「コスモシリーズ」という所が一般的なので、電気配線の打合せの際にぜひメーカーや商品は何か、きいてみてください。
コンセントで後悔しないために まとめ
せっかくの新築、コンセントで後悔しないための6つポイントは以下のとおりです。
最後に!コンセントの設置、ここの箇所は必要かどうか、チェックしてね!
- ソファの近く
- 収納の中(プリンター・ルーター・掃除用具など)
- お掃除ロボット
- 玄関棚の上(季節ものの飾り用)
- シューズクロークの中(電動自転車充電用)
- 踊り場の角(クリスマスツリーなど季節ものの飾り用)
- 洗面所の床付近(ヒーターなど)
- 脱衣所の高い場所(サーキュレーターなど)
- 寝室のベッドの枕元付近
- ダイニングテーブルの横
あとから変更するには手間とお金がかかるから、
今いっぱい検討してね~!!
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