「気に入ったアイテムがあるんだけど、施主支給して断られないかな?」
「施主支給でコストダウンしやすいアイテムって何?」
今回は、施主支給を考える人に向けて、
施主支給にオススメなのは何か、解説していきます。
私も両手で収まらないくらいの数を施主支給するためにいろいろと調べ上げたので、
ぜひ参考になれば嬉しいです。
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施主支給に向いているおすすめ商品
施主支給は「自分で購入して現場に持ってって取り付けてもらったり、
引き渡し後に自分で取り付けるもの」のことだよ
注文住宅の打ち合わせを進めていくと、ぶつかるのが「予算」の壁。
これをどうにかクリアする為に有効なのが「施主支給(せしゅしきゅう)」です。
「好きなデザインのものを自分で選べる」事も施主支給のメリットですね。
施主支給しやすいものは
- 取り付け・運搬が簡単にできる(自分で取り付けるだけなど)
- 物自体が壊れやすかったり、複雑なものでない
- 比較的安価である(保証がいらない)
です。以下では、例を挙げていきたいと思います。
断られにくい王道・照明器具
施主に人気の照明ブランドは
「お洒落の王道オーデリック」
「安定の可愛さKOIZUMI(画像はKOIZUMIです)」
「重鎮DAIKO」
らへんですね。
こちらはハウスメーカーに取り付けをお願いすることもできますし、取り付けも自身で行うことができます。
気に入った照明がある場合など、ハウスメーカーに施主支給を交渉するとOKが出やすいです。
特に照明は業者を通して買うと高いですし、楽天などでは定価の5~7割程度で買えます。
例えば我が家で施主支給した照明は、定価が3.6万円ですが、楽天だと1.5万で購入。
我が家はこれをダイニングに支給して、この箇所だけでも定価から4万減額しています。
使いたい照明があらかじめ決まっている場合は、
設計に伝えるとそれを踏まえて照明計画をしてくれるので、ぜひ相談してみてください。
カタログは各社のHPなどに掲載しています。
室内物干し竿(アイアンバー、ホスクリーン、干し姫様など)
共働きの増加から室内物干しの需要が増えてますね。
ハウスメーカーに頼むと3~4万になりますが、
楽天でも類似品を探すと1万以下のものが出てきます。
ただ180㎝などの大きいサイズや、セミオーダーのものは非常にレアです。
施主支給で人気の「toolbox」では、予約先着制・月に2回受注生産をしているようで、
1万~で注文することができます。
アイアンバーはいろんな物が色んなブランドで購入できるので、いろいろと探してみてくださいね!
我が家も脱衣所にアイアンバー導入するよ!
トイレットペーパーホルダー・タオルバー
取り付けが比較的簡単で、デザインも拘りやすいペーパーホルダーとタオルホルダー。
種類も豊富なので、自分好みのを探して取り付けると、その空間の雰囲気も一気に変わるのでオススメです。
施主支給を断られても、イケアの電動ドライバー等があれば自分でも簡単に取り付ける事もできます。
アイアン系が好きな方にオススメのカタログは、
先ほどのアイアンバーのメーカー「toolbox」のカタログがおすすめ。
(カタログがダウンロードできるページに飛びます)
ヴィンテージ系アイテムが好きな方は楽天ROOMでまとめているので、覗いてみてくださいね。
カーテン
カーテンレールのみ工事をお願いして、
カーテンは自分で採寸して買ってくると大幅なコストダウンになります。
ハウスメーカーから紹介されるカーテン業者に見積を依頼すると、
最低でも30万~70万程度の金額になります。
カーテンの取り付けは自身でも簡単に作業できるので、照明の次に施主支給しやすいかもしれません。
ネットで購入するならカーテン専門サイトもありますし、
通販の「ベルメゾン」で家具と合わせて買うのもオススメです。
我が家ではHM提携の所にお願いすると10万する箇所を、
施主支給(レールだけ実施してもらって、自分達で取り付け)にしたので、8万ほど減額できました。
施主支給にした部分は、楽天やminneでセミオーダーを行い、取りそろえました。
カーテンの素材や柄も妥協せず、2万円で完成。
取り付けも工具無しでサクッとできる!お手軽な施主支給方法です。
IT・ガスコンロ
ITコンロやガスコンロはハウスメーカー支給ではなく
自身で用意すると、おおよそ半額程度に抑えることができます。
例えば、これ。
私のハウスメーカーではIHは施主支給不可と言われたので諦めましたが、
このIHは見積をみると20万しています。
IHと言えば、大方のキッチンメーカーはこの「HITACHIの火加減マイスター」ではないでしょうか。
ちなみに定価は30万なんですが、楽天でこの製品をさがしたところ、10万以下。
定価30万を10万以下でいれられるなら、最高ですよね。
ただしデメリットがあり、ハウスメーカーの保証がないので万が一故障が起きた時は自己対処になります。
その点を気にしない方は、施主支給するメリットは十分にあると思います。
施主支給におすすめしない商品
水回り設備(キッチン、トイレ、浴室)
高額な商品(キッチン、トイレ、浴室など)です。
ハウスメーカーから納品の場合は保証が付きますが、施主支給だと保証が付きません。
楽天などで安く売られていたとしても、取り付け費や運搬費もかかる為
、万が一の故障やトラブルに備えて避けた方が無難です。
エアコン
家電量販店で買うと安く済ませることができる一方、
取り付け箇所や方法によって対応が難しくなるケースがあります。
ハウスメーカーに頼むメリットは、「入居初日から使える」「故障時の対応を一元的にお願いできる」ことです。
メリットデメリットを検討した上で、ハウスメーカーに施主支給の交渉をすることをお勧めします。
我が家の場合では、富士通のエオリアを支給しようとしましたが、
HMから提示された金額と家電量販店で提示された額がほとんど変わらず。
こういうのはレアケースのようですが、施主支給するためには比較も大事という事がわかります。
コストダウンと保証、どちらを取るか
施主支給をしたい場合は、建築相談の段階から建築会社へ意向を伝えておく必要があります。
そのうえで気に入ったものを提示し、取り付けについてどうするか、
設計や現場監督の方と相談をしてみてくださいね。
施主支給はトラブルの元になりやすく、好き好んで行ってくれるハウスメーカーが多くないですが、
施主さんの「やりたい!」という気持ちを尊重して行ってくれることが多いので、
ありがたく家づくりを進めさせてもらいましょう。
一生に一度だから、とにかくこだわっちゃおう!