「家事を永遠としていて自分の時間も取れない…」
特に共働きの夫婦だと、家事の負担は非常に大きな問題ですよね。
家事がどちらかの負担になり、ストレスで喧嘩…なんてのも悲しいですが、よくある事だと思います。
今回は、私がマイホームに住むにあたって、後付けできるスマートハウス化IoT家電を一気に導入した際のアイテムや、自動化した家事についてご紹介します。
スマートハウス化させて家事を手放し、自分の時間を手に入れたい方、必見です。
IoT家電に外注できることって?
スマートハウス化といっても、何ができるようになるの?ってわからないですよね。
我が家が後付けでスマートハウス化させたことによって、手放した家事を紹介します。
・電気のON/OFF
・カーテン/シャッターの開閉
・TV/エアコンの操作
・ヒーター/扇風機の稼働
・加湿器・除湿器の稼働
・門灯のON/OFF
・給湯器(ガス)のON/OFF
・音楽の再生
具体的な利用シーン・できることは、記事内で黄色い背景部分の箇所に書いています。
上記の事は、スケジュールで「時間になったら動作する」ように設定する事もできます。
もちろん、アプリから稼働させたいときに遠隔で動かすことも可能ですし、
アレクサと連携させて声掛けで起動させることもできます。
また、温湿度計を連携させておくと、
エアコンや扇風機に関しても、「温度がXX度になったら暖房/冷房」という設定もできますし、
加湿器・除湿器も、「一定の湿度になったら稼働」というように設定をしておくと、自動で動きます。
スマートハウスで生活はどう変わる?
例えば、朝起きた後に皆さんすることはこんな感じではないでしょうか。
①カーテンやシャッターを開ける
②ベッドメイキングをする
③電気をつける
④空調関係の電源をつける
⑤シャワーを浴びる
⑥朝食を作り、食べる
スマートハウス化された我が家では、①③④⑤の動作は、IoTによって自動で実施。
こまごまとした、いわゆる「名もなき家事」的なものは、最大限IoTにゆだねる。
我が家のスマートハウスは、そんなコンセプトで構築してます。
我が家で実際にスマートさせている家事とスマート機器の組み合わせは、記事の最後にまとめています。
どうやってスマートハウス化するの?
本題まで長くなりましたが、どのような機器を使うとどんな場所をスマート化させることができるのか、
どのような動作が可能なのかなどについて紹介したいと思います。
スマート化のための機器はこんなものを使います。
スマートリモコン(マストアイテム)
アレクサ alexa
NFCタグ
bot(物理スイッチ)
プラグ
上記を使って、スマート化させられるのは次のような箇所↓
照明
カーテン
コンセント
エアコン
ロボット掃除機
テレビ
です。
スマート化に使う機器一覧
スマートリモコン・Switchbot hub
これが司令塔の役割をして、スケジュールどおりに機器を動かしたり、アプリから各家電の操作をすることができます。
例えば、遠隔でエアコンをつけたり、電動シャッターの開閉、TVをリモコンを使わずに起動できたりします。
switchbot hub単体で入れる人は少ないと思いますが、単体のみ導入した場合でも、
通常リモコンで操作しているようなことはアプリで代わりに行う事ができるようになります。
外出中に家に戻る前に冷暖房を入れておいたり、
思いがけず遅くに帰宅することになった時、遠隔でシャッターを閉めれるのは便利ですよね。
また、このhubに下記に上げているアレクサやNFCタグ・ボット・プラグを連携させることで、
使用者の第2の手となり足となるので、こまごまとした家事を手放せるようになり、家全体の快適度が上がります。
ちなみにこれは電源を取る必要があるので、近くにコンセントがある場所に設置する必要があります。
アレクサ(eco show 8)
アレクサの機能は「天気予報やニュースが聞ける」
「今日のスケジュールを言ってくれる(ゴミ出しの日なども便利)」などもそうですが、
switchbotと連携することによって、一気にQOLが上げることができます。
例えば、決まっているルーティン行動であれば、スケジュール機能でswitchbotによる自動実施でもいいんですが、
アプリで設定を行う事により、その家電を使いたいときに声掛けすることで
複数の家電を一気に動かしてくれるのが便利なんです。
これが何が良いのかというと、「アレクサ、ただいま!」というと、
①電気をつける
②テレビをつける(好きなチャンネルまで指定可能)
③ガスをつける(お風呂を沸かす)
④空調関係の電源をつける
などを、この声掛け一つですべてやってくれます。
ちなみにswitchbotとeco show 8を一緒に買うと、1500円以上安く買うことができます。
画面はいらないよって人には、もっと安価なアレクサもあるので、そちらをお勧めします。
NFCタグ
丸いシールみたいなものを使用して、そこにスマホをかざすと
指定した特定のアクションが実施されるという仕組みのタグです。
アマゾンで時々安くセールされてる時もあります。
もちろん、switchbotのNFCタグじゃなきゃダメってことはなく、私は別のところのを使ってます。
例えば、
①布団でスマホをいじっていて、眠るときにスマホをタグにかざして電気と冷暖房を消す。
②給湯器の電源がない洗面所で、タグにスマホをかざして電源をONにする。
③家に帰ってきたときに、玄関でスマホをかざして、家の電気をつける。
声を出すのが面倒な時や、アプリ起動が面倒な時、近くにスマート端末(アレクサ等)がない時に重宝します。
さきほどの「アレクサ、ただいま!」すらめんどくさい人は、このタグを使うと便利かもしれません。
それすら面倒な人は、GPSを使って「家に近づくと特定アクションを実施する」という仕組みも別で構築できます。
そうすると特定パターンが難しいので(お昼に帰ってきて電気つけたくないのについてしまう、とか)、
私は今のところGPSは導入する予定はありませんが、使いようによっては重宝するシステムだと思います。
ボット(switchbotの物理スイッチ)
スマート化されていない家電やシステムを、スマート化するための機器です。
NFCタグ同様、アマゾンで時々安くセールされてる時があります。
スマート化なのに結構アナログ的でびっくりしたんですが、これが意外と便利。
我が家は未スマートの給湯器の電源や、換気扇のスイッチ、ダウンライトの照明のスイッチ、門灯のスイッチに設置しています。
いままで物理スイッチを手で押すしかなかった箇所が、
アプリやアレクサ等で電源のONOFFができる。
このうち、門灯のスイッチに関しては、アプリでスケジュールを組んで、
指定時間になったら勝手に点灯/消灯するように仕組化しています。
スマート化できる家電一覧
照明
スマートシステムが入っている電気配線を構築されてる家庭はまだレアですし、
我が家も新築を作っている最中はスイッチのスマート化について考えてなかったので、
スマートシステムは導入されてません。
これをどうスマート化するのかというと、シーリングライトなど自分で電気を変えられる箇所は簡単にできます。
ダウンライトの箇所は電気工事が必要なので、スマートシステムを思い切って導入するか、
さきほどのswitchbotのボットをスイッチ部分に設置する必要があります。
シーリングライトの場合、リモコン操作できるものであれば、何も変えることなくswitchbotと連携できます。
例えばこんな3000円のライトでも、リモコンさえあれば連携できるので、大丈夫です。
ダイニングの照明など、ペンダントライトで電球を交換できる場合は、
スマート電球を買って設置し、switchbotと連携をさせれば、それだけで終わりです。
これらを行う事によって、照明類はスマート化され、アプリやアレクサによって一括でコントロールができるようになります。
朝起きた時、出かける時、帰ってきた時、夜寝る時の一斉ONOFFにとても便利。
ちなみに我が家は帰ってくる動線の「玄関・廊下・FIC・洗面」は、
スマート化せずすべて人感センサー付きライトにしています。
つけたり消したりする頻度が高いものは、スマート化より人感の方が便利なので、使い分けします。
カーテン・ロールスクリーン
カーテン、朝開けるの面倒ですよね。夜も閉めるのが地味に面倒。
そんな人にぜひ導入してほしい、カーテン用のスマート機器。
これをカーテンレールに取り付けることによって、アプリやアレクサから自動で開閉ができます。
乾電池やコード式ではなく、ソーラーパネルで充電ができるので、動かなくなる心配もないです。
思いのほか外出時間が伸びて暗くなっても、遠隔でカーテンを閉めることもできる。
お昼寝するとき、「眩しいから閉めようかな…」って動かなくても、寝た姿勢のまま閉められる。
もちろんこれも、スケジュールを組んで何もしなくても開け閉めするように設定する事もできます。超便利!
コンセント(スイッチ)
これもスマート化していない家電類などの電源ONOFFに使うことができる、プラグ型のswitchbotです。
ヒーターなどの暖房系は安全上NGだけど、
例えばクリスマスツリーのプラグ部分にかませたり、
ソファーサイドやベッドサイドの照明系のプラグ部分かませたりして、ONOFFをコントロールできる。
そうすると、わざわざプラグの抜き挿しをしに動く必要もなくなるんです。
他の照明と同じように一括で操作できるので、寝る時など複数の明かりを一気に消したいときはめちゃくちゃ楽です。
また、ベッドの枕元にNFCタグを置いて、
寝る時にベッドから少し遠い間接照明をスっと消す、なんてこともできます。
エアコン・ヒーター・扇風機・空気清浄機など空調機器
エアコンは、リモコンがあればどんな機種でもswitchbotに連携可能です。
ヒーターなどの暖房器具は、温度設定と接続させて使うことは危ないのでNGですが、エアコンの場合は20℃以下になったら暖房をつける、28℃以上になったら冷房をつける、などの動作を設定し、自動で動かすことができます。
扇風機なども、リモコンがある機器であればエアコン同様に動かすことが可能です。
我が家はこんな感じでエアコンや扇風機、テレビ裏の照明なども連携させています。
ボタンを押してスタートさせるような扇風機であれば、ボットを利用し、物理的にONOFFを行う事も可能。
ロボット掃除機
最近の機器はアプリ連携を行っているものが多く、ルンバや私が愛用するDEEBOTもアレクサ連携できます。
アプリが既に入っていれば、アレクサの画面から「スキル」を推し、DEEBOTを選ぶだけで、連携完了。
アレクサに向かって「DEEBOTを使って掃除して」というだけで、掃除を開始してくれます。
ロボット掃除機自体にはスケジュール機能もあるので、決まった時間以外に動かしたい時などに重宝します。
ちなみにロボット掃除機(ルンバ等)を検討中の方は、ルンバの2分の1以下の価格で、
同性能以上のものが買えるDEEBOT、激推しなので、ぜひ下記記事もご覧ください。
別で、使用感をまとめたレビュー記事もあります。
テレビ
テレビもリモコンがあるので、どのテレビでもswitchbotに連携させることができます。
テレビのリモコンって無くなりがちなので、アレクサからチャンネルを変えたり、
音量を変えたり、youtubeをつけられたりするとめちゃ楽です。
ちなみにアレクサでは動作を連続で指定する「シーン」「アクション」という機能があり、
「アレクサ、youtubeつけて」というだけで「テレビの電源ON→youtube起動→決定をクリック→決定をクリック」で我が家は勝手に動画が流れる仕組みにしています。
決定をクリックを2回しているのは、動画選択と広告をスキップを押す動作を行うためです。
更に、動画が終わり広告が流れたことで、子供からクレームがでても、「アレクサ、もう一回!」と言えば、決定をクリックするキーが押されるので、広告がスキップされます。
これ、料理中など手が離せない時に、本当に本当に便利です。
育児世代は、これだけのためにアレクサ買ってもいい位。大げさじゃないです。
スマートホーム化の具体例
今までは、今使っている家電が、どんな風にスマート化できるのかを書いてみました。
ここからは、我が家の実際の動線に沿って、
どのような場面でどんなスマート機器を組み合わせて、スマートホーム化しているのかを紹介します。
今まで紹介した機器で、すべて実現する事ができますよ!
自身の家をスマート化する際の、参考にして頂ければ幸いです。
起床時の動線
(7:00) スケジュール機能で電動シャッターとハニカムスクリーンが開く
– スケジュールで作動→alexaで定型アクション(switchbot⇒シャッターOPEN、カーテンOPEN)
(起床) 掛け声「アレクサ、おはよう」天気の読み上げ、ガスON、音楽を流す
– 声かけで作動→alexaで定型アクション(switchbot⇒ボットでガスON、alexaの機能で音楽を流す)
(天気によって) 掛け声「アレクサ、電気をつけて」LDKの電気をつける
– 声かけで作動→alexaで定型アクション(switchbot⇒ボットの電源ON)
(洗顔後) 洗面所で洗顔後にNFCタグにスマホをかざしてガスを消す
– ガスOFF→NFCタグ(switchbot⇒ボットでガスOFF)
(出かける時) 掛け声「アレクサ、いってきます」一式OFF
– 声かけで動作→alexaで定型アクション(switchbot⇒LDK電気をボットでOFF、ロボット掃除機ON)
帰宅後の動線
(帰宅時) 掛け声「アレクサ、ただいま」一式ON
– 声かけで動作→alexaで定型アクション(switchbot⇒LDK電気をボットでON、ガスもボットでON)
(子供のyoutubeタイム) 掛け声「アレクサ、youtubeつけて」テレビ&youtubeON
– 声かけで動作→alexaで定型アクション(switchbot⇒TVON→youtubeON→動画選択後広告スキップ)
(リビングから出る時) 掛け声「アレクサ、おやすみ」電源OFF
– 声かけで動作→alexaで定型アクション(switchbot⇒LDK電気をボットでOFF、寝室の間接照明コンセントでON)
(寝室で寝る時) 枕元にあるNFCタグにスマホをかざして間接照明OFF
– 間接照明OFF→NFCタグ(switchbot⇒ボットで間接照明コンセントOFF)
これがあるともっと便利!
我が家に上記に加えて設置しているのが、いくつかあります。
まず、玄関のドアスマートキー。
荷物を沢山もっていても、登録されている端末(スマホ)が近くにあれば、ボタンを押すだけで施錠が解除されます。
カバンの中で迷子になる鍵を探す必要もなく、子供とベビーカーを抱えたままでも、玄関前で慌てずに済みます。
続いて、人感センサー付きライト。
これを玄関・廊下・FIC・洗面所・階段に設置しています。
これがあると、帰ってきたときに何もしなくても、手を洗い終わるまではどこにも触る必要がありません。
家の中で過ごしている最中も、一時的にしか滞在しない箇所なので、消し忘れ防止にも便利です。
ちなみに、このアイリスの人感小型シーリングは、家電量販店で買うより、アマゾンで買った方が安いです。
スマートホーム化にいくらかかる?
どこまでをスマート化させたいのかによりますが、
今回の記事で紹介したようなレベルなら、10万もしないで実現する事ができます。
新しい機器を買わなくても、switchbotやアレクサを買うだけで実現できることも多いです。
住み始めて最初は設定するのがめんどくさくて、ハブミニとアレクサだけを使いスマート化しましたが、それだけで十分快適に過ごせました。
1万あればハブミニとアレクサが使えるので、とりあえず試したい方はその二点がオススメ。
最初はその2つから始めてみて、使い方の幅を広げたくなったら、
NFCタグやボットに手を出してみるのもいいかもしれません。