「土地探しをしているけど、なかなか理想の土地が見つからない」
「気になる土地はあるけど、この土地で決めてしまっていいのか迷っている」
今回は、土地探し中の悩みを解決するべく、理想の土地との出会い方について解説します。
これを書いている私自身も、土地を契約するまでに約2年かかったので、ぜひ参考にして頂けばと思います。
この土地だ!って思える土地って、なかなか見つからないよね・・
理想の土地を見つけるための4ステップ
土地探しにかける期間は、平均で1年かけて行っている家族が多いそうです。
この記事にたどり着いた方は、少なくとも1か月以上は土地を見て回り、「なかなかいい土地がない」と嘆いている方なのではないでしょうか?
土地はご縁なので、自分の希望に合う土地がある時はあるし、ない時はありません。
でも、もし「これかも?」と思った時に、ササっと決断し動けるようにしておきたいですよね。
そんな悩みをお持ちの方に、理想の土地に出会うための意識すべき4つのポイントをお伝えします。
①自分たちの希望をまとめる
上記のように、自分たちにとって理想の土地はどういう所かをあらかじめ固めておきます。
- 駅からの距離(家⇔職場の許容通勤時間の設定)
- 実家までの距離
- 学校までの距離
- 周辺環境の許容範囲(スーパーやコンビニ、バス停、公園など)
- 日当たり・道路接面
- 交通量の許容範囲
- 災害の危険性についての許容範囲
- 何坪の家を建てたいか、庭が欲しいか、駐車場は何台分ほしいか etc
エリアを限定している人は更に絞られた土地が選択できる反面、条件によってはすぐ見つからない可能性があります。気長に待つつもりでいたほうが気が楽ですね。
②知識をつける
不動産屋に行くと、毎週木曜~金曜あたりに「新しい土地がでたんですが見に行きませんか?」とよく電話がかかってくるようになります。
それに乗っかるのもありですが、それ以外にぜひやってほしいのは、「at homeやsuumoを毎日見る事」です。
いろんな土地を見ることでその土地に対しての点数を自分たちでつけられるようになります。
これができるようになると、良質な土地が出てきたときに、即買付の判断ができるようになります。
また、知識をつけることによって、不動産営業の人と対等に話をできるようになります。
それが引いては不動産営業担当者の質を見極めることにもつながります。
優秀な営業マンは懇意にし、沢山いるお客さんの中でも積極的に自分たちの土地を探してもらうようにします。
その為に意識していたポイントは①即レス②ねぎらう③こちらからも希望条件の変更など定期的に連絡する 等で、「頼れるのはあなただけ」的な事を伝えていました。
③現地へGO
目を肥やすというポイントにつながるのですが、土地は写真や資料だけでは見えない周辺環境も、価格に大きく影響してきます。
いいと思う土地が見つかった際に総合的に判断できるよう、少しでも気になったものは見学がてら現地へ赴くことをお勧めします。
特にエリアが絞られている方は積極的にやってほしいポイントです。
そして現地に行き、前向きに購入を検討するならば、一回だけではなく「朝昼晩・平日休日・雨の日・雨の翌日」に訪れて、現地の周辺やエリア周辺の環境がどのように変化するのかを把握するのをお勧めします。
意外に水はけがわるかったり、休日の昼見に行った時は人も多かったのに、平日の夜は人が誰も歩いていないなんてこともあるからです。
④いい土地が出たら即キープor買付
ここが土地購入激戦区の人にとっては一番重要です。これをやるために①②③があります。
土地を狙っている人が多いエリアだと、「気に入ったら早めにご決断を」と言われますが、
見学をした次の日に決心して不動産屋に電話を入れると「昨日別の方から申し込みがありまして・・」
と言われて断られるという話は、本当によくあります。
特にコロナが流行ってからは、住環境を良くしたいという需要が高まり、住宅の需要も高まっています。
それに伴って、土地を求める人や、購買意欲の高い建売業者がさらに増えてきているのです。
土地の情報キャッチから2時間で買付した話
我々が手に入れた土地は、情報がレインズ(不動産登録ポータルサイト)に一瞬登録された(不備ですぐ差し戻した)情報を元に買付を行った土地になります。
登録がなされた直後に我々の優秀すぎる不動産業者が情報をキャッチ、すぐさま私に連絡、私が旦那に電話し即決断。
連絡からわずか2時間たらずで土地の買い付けを行いました。
本当は現地を見に行きたかったですが、土地売買激戦区でそんな時間も惜しく、以前より土地を調べあげられていたエリアで周辺環境は熟知していたために即決し買付を行うことができました。
我々が最高の土地をゲットできたポイントは
①「土地に対する条件が固まっていた事」
②「優秀な不動産営業の方を捕まえていた事」
③「即買付をするためのベースができていた事」
④「すぐに行動に移せた事」
これが一つでも欠けていたら即買付はできなかったでしょう。
その後すぐ満額で買付に入った業者がいたので、そこに奪われていたのは確実です。
土地を手に入れるまでのリアルな話は下記。
我々が希望した土地の条件とその結果
最後に、以上の4点を意識していた我々の土地の希望条件と、手に入れた土地がどうだったかをご紹介します。
駅から徒歩10分圏内
→ ◎
夫実家から徒歩20分圏内
→ ◎
学校までの道のりが安全
→ ◎ 一本道、一方通行で交通量少
買い物の立地がいい
→ ◎ スーパー2分、コンビニ3分
土地の道路接面がいい
→ ◎ 南道路、私道で近隣住民のみ通行
公園が近い(3分圏内)
→ ◎ 3分圏内に複数ある
二階建てを建てられる広さ
→ ◎ クリア
都心部にかなり近いエリアになるので、駅近で空いている土地は一切ないような場所です。
10件ほど不動産屋を回りましたが、営業担当者はみな苦笑いで「待つしかない」と言われました。
そんな状況からも、この土地に点数をつけるとすれば120点。
しいていうなら土地にかける予算はオーバーしてしまったので、そこだけマイナス点です。
完全未公開の土地情報も手に入れるべし
不動産業者は横のつながりが非常に強い業界なので、専用サイトの掲載する前に知り合いの仲介業者へコソッと情報が入れる事が多々あります。そしてその場で、条件のいい土地はすぐに売れてしまうらしいです。
なので、自分たちの希望するエリアに強い(=情報のキャッチアップが強い)業者に接触し、ポイント②のように優秀な営業マンを捕まえておくのが非常に重要です。
レインズに公開したてか、レインズに乗る前の完全未公開の情報をキャッチしたら、すぐ連絡をしてもらうようにお願いします。
私たちはスーモやアットホームにも載る前の、売却するかもまだ最終決定されていないような「完全未公開の土地情報」を2か月に1回あるかないかの頻度で仕入れていました。
そういう土地は内々に売却したいなどの理由もあって、坪単価も相場以下だったよ
一生に一回あるかないかの土地購入。高額なだけに、勇気と勢いが必要になります。
ただ、勇気と勢いだけで購入に踏み切ってしまうと、後々の後悔ポイントになりかねません。
土地を多く見ることで目を肥やし、知識を蓄えていい土地を優秀な営業マンが持ってくるのをじっと待ちましょう。